トラックおよびセクター モード


CD には、さまざまなモードのブロックとトラックが存在しています。DVD の場合は単純です。データ トラックという 1 種類のトラックと、1 つのデータ ブロック モードしかありません。

ブロックの役割を理解するには、CD/DVD レイアウトに関する項を参照してください。

基本的に、CD のトラックはオーディオ トラックデータ トラック 2 種類に分かれています。オーディオ トラックはオーディオ ブロックを含み、データ トラックはデータ ブロックを含むため、その名が付けられています。

トラックでは、モードは変更できません。トラックには、すべてのオーディオ ブロック、All Mode 1 ブロック、または All Mode 2 ブロックのいずれかが含まれます。Mode 2 の場合、Form 1 Form 2 2 つのフォームも使用可能です。Form 1 Form2 1 つのトラックに共存することが可能です。

そのため、オーディオ ブロックのみで構成されるトラックは、オーディオ トラックと呼ばれます。オーディオ トラックは、オーディオ CD に存在します。

データ ブロック (Mode 1 または Mode2 (オプションの Form 1Form 2)) で構成されるトラックは、データ トラックと呼ばれます。データ トラックには、ファイル、ディレクトリ、およびビデオ データが含まれます。例えば、Mp3 CD では、データ トラックに Mp3 ファイルが含まれます。Mp3 トラックのようなものは存在しません。

CD には以下のモードがあります。

オーディオ               (2352 バイト/ブロック ユーザー データ、2352 バイト/ブロック Raw データ)
Mode 1             (2048 バイト/ブロック ユーザー データ、2352 バイト/ブロック Raw データ)
Mode 2             (2336 バイト/ブロック ユーザー データ、2352 バイト/ブロック Raw データ)
Mode 2 Form 1 (2048 バイト/ブロック ユーザー データ、2352 バイト/ブロック Raw データ)
Mode 2 Form 2 (2324 バイト/ブロック ユーザー データ、2352 バイト/ブロック Raw データ)

DVD には以下のモードがあります。

DVD モード        (2048 バイト/ブロック ユーザー データ、--- バイト/ブロック Raw データ (DVD には Raw のようなものは存在しません))

Mode 1 (M1) Mode 2 Form 1 (M2F1) は、一般に使用される通常のデータが含まれます。これらのブロックは最適に保護されています。残りの Raw データは、第 3 層の誤り訂正を適用するために使用されます。他のモードには、この第 3 層の誤り訂正は含まれていません。Windows でデータ CD を読み込む場合、データは M1 または M2F1 セクターにあると考えることができます。Windows では、特定の CD レイアウト (VCD) 以外のものは使用できません。VCD SVCD のビデオ データは、ほとんどの場合、M2F2 セクターに配置されます。これは、より多くのデータがこれらのブロックに適合するためです。デメリットは、第 3 層の誤り訂正がないことですが、ビデオ ストリームでのグリーン フラッシュが受け入れ可能になる場合があります。Windows では、通常、このようなブロックに記録されたファイルを読み込むことはできません。VCD および SVCD レイアウトが認識された場合に限り、Windows では動画を含む *.dat ファイルの読み込みと再生が可能になります。もちろん、IsoBuster はすべてを展開します。これらのオプションを理解するには、展開オプションの項も参照するとよいでしょう。