通信 (インターフェイス)
インターフェイス
IsoBuster は、システム内のデバイス ドライバーのすぐ上位で動作し、DVD-ROM デバイスと直接通信を行います。したがって、専用のドライバーをインストールする必要はありません。IsoBuster は Aspi (Adaptec 社のインターフェイス) または SPTI （NT ネイティブのインターフェイス） を利用します。
Aspi (wnaspi32.dll) は、Windows 95、98、および ME では標準でインストールされています。Microsoft はこの点で Adaptec を優遇しており、ユーザーもその恩恵を受けることができるのです。
Windows 95、98、および ME では、このインターフェイスがデフォルトで設定されています。これらの OS では SPTI は機能しないため、SPTI を選択するオプションはグレイアウトされています。
Aspi のアップデートは Adaptec ウェブサイトから入手できます。IsoBuster は、Adaptec ウェブサイトからダウンロードできるバージョンを含めて、古い Windows 95 用から新しい Windows ME 用まで、すべての Aspi バージョンで正常に動作します。アプリケーションが Aspi の古いバージョンをインストールして、正常に機能している dll、vxd、レジストリー エントリの構成が壊れ、Aspi が機能しなくなる場合があります。不思議なことに、Easy CD Creator が原因となっていることが多いようです。このような場合、Adaptec ウェブサイトから AspiChk をダウンロードしてインストールされているバージョンを確認してください。または、Adaptec ウェブサイトからアップデートを実行します。あるいは、Google.com で "fixaspi" または "forceaspi" を調べてみてください。
IsoBuster がドライブを検出できない場合、または IsoBuster が起動中にクラッシュする場合 (過去に発生したのは 1 度だけです) は、Aspi レイヤーが正常に機能しているか確認してください。(インターフェイスが正しく機能していることを IsoBuster に伝え)、正常に機能しているように「見え」ていても、IsoBuster が最初のコマンドを送出した時点でクラッシュする場合は、IsoBuster 側でできることはほとんどありません。
Ahead (www.ahead.de) も、正常に動作する wnaspi32.dll をインターフェイスと併せて提供しています。IsoBuster では、この dll のすべてのバージョンをサポートしています。
SPTI
SCSI Pass Through Interface は、Windows NT4、2000、XP、および Vista で標準搭載されています。これらの OS では、Aspi はデフォルトではインストールされていません。しかし、ユーザーや他のアプリケーションによって、Aspi がインストールされている場合があります。
SPTI には、SPTI と SPTI direct の 2 種類あります。IsoBuster ではその両方がサポートされており、バグが含まれる Windows の初期バージョン (NT4 など) においてもうまく動作します。
NT4、2000、XP、Vista では、IsoBuster はデフォルトで SPTI を選択します。ただし、SPTI でドライブを検出しない場合は Aspi を使用します。ユーザーが管理者権限を持っていない場合、SPTI 経由では低レベルでドライブにアクセスする権限がないため、IsoBuster はドライブの一覧を表示できません。この場合は、設定の変更を管理者に依頼してください。
SPTI アクセス制御
システム内にドライブが存在することがわかっているのに、SPTI 経由で検出できない場合のみ、この設定を変更してください。設定の変更は管理者のみ行えます。そのため、このオプションが利用できない (グレイアウトされている) 場合には、管理者に設定の変更を依頼してください。
設定の変更手順は、以下を参照してください。
Windows 2000 :
[スタート メニュー] -> 「コントロール パネル] -> [管理ツール] をクリックして [ローカル セキュリティ ポリシー] コンソールを開き、ローカル セキュリティ ポリシーを選択します。それから、[ローカル ポリシー] セクションを展開して [セキュリティ オプション] を選択します。[CD-ROM へのアクセスを、ローカル ログオン ユーザだけに制限する] を有効にします。
Windows XP :
[スタート メニュー] -> 「コントロール パネル] -> [管理ツール] -> [パフォーマンスとメンテナンス] をクリックして [ローカル セキュリティ ポリシー] コンソールを開き、ローカル セキュリティ ポリシーを選択します。それから、[ローカル ポリシー] セクションを展開して [セキュリティ オプション] を選択します。[デバイス: CD-ROM へのアクセスを、ローカル ログオン ユーザだけに制限する] を有効にします。
選択したインターフェイスを保存
このチェックボックスを選択すると、今後、IsoBuster ではデフォルト設定が変更され、選択したインターフェイスが使用されます。