Mac バイナリ ファイル
Mac バイナリ ファイルとして展開
Apple Mac ファイルは通常「データ フォーク」と「リソース フォーク」という 2 つの物理ファイルで構成されます。この 2 つのファイルは同一のファイル名を持ち、Mac OS によって 1 つのファイルとして表示されます。Windows システムでは、1 つのディレクトリ内に同じ名前の 2 つの異なるファイルが存在することはできないので、このファイルは問題の原因となります。IsoBuster もこの「結合」ファイルを 1 つのファイルとして表示し、IsoBuster を使用してこのファイルを展開する場合、IsoBuster はデータの内容を Windows で処理できるようにファイルを展開します。展開したファイルを後で Mac に戻す必要が生じた場合、プログラムとの自動リンクは失われている場合もありますが Mac はその場合でもファイルを処理できます。例えば、ファイルが Word 文書の場合、Mac OS でファイルをクリックしても Word は起動されない場合がありますが、Word を起動して [開く] を選択すれば作業を続行できます。
Mac バイナリ ファイル形式でファイルを展開する場合、IsoBuster は既存の規格である Mac バイナリ 規格に従って 2 つの フォークを 1 つのファイルに結合します。結合の結果作成されるファイルは Windows ではあまり役に立たないので、Windows システム (*) でファイルを使用する場合は、Mac バイナリ ファイル形式で展開しないようにします。ただし、電子メールやネットワークなどを経由してファイルを Mac に転送する場合は、Mac バイナリ ファイル形式での展開が役立つ場合があります。Mac には Mac バイナリ ファイルを処理できるプログラムがいくつかあり、これらのプログラムは 1 つの Mac バイナリ ファイルから 2 つのリソース フォークを再作成できます。例えば、Stuffit Expander がこの処理を実行します。
(*) 単に [展開] を実行する代わりに [実行] または [展開して実行] を選択した場合は、このオプションを設定しているときでも、ファイルは Mac バイナリ形式では展開されません。これは、[実行] が Windows システムでファイルを実行することを暗に意味し、Windows システムでは Mac バイナリ ファイルがあまり役立たないからです。