FAT ファイル システムの設定


IsoBuster - FAT ファイル システムの設定

削除されたファイルとディレクトリの検索と表示 

FAT ファイルシステムのマウント中、IsoBuster は削除されたファイルとディレクトリのエントリーを検出します。これらの削除されたファイルとディレクトリは、自動的に別の FAT ファイルシステムに追加されます。自動的に追加しない場合は、このオプションのチェックマークを外します。消失したファイルとディレクトリのスキャン中、削除されたディレクトリは、オーファン ディレクトリとみなされます。削除されたファイルとディレクトリは、ディスク上には物理的に存在していない可能性があることに注意してください。IsoBuster はそれらのファイルやディレクトリをポイントしている参照を検出しますが、ファイルやディレクトリはすでに他のファイルやディレクトリの内容で上書きされている可能性があります。ファイルやディレクトリが削除されてから時間が経っているほど、データが実際に存在している可能性は小さくなります。

CD-i 上の FAT とホワイトブックのビデオ CD(VCD) ディスクの検索 

ディスクの種類によっては FAT ファイル システムを含まないものもあります。実際、DVD-RAM と BD-RE など、内部に欠陥管理機能を備え、ランダムに書き込み可能な媒体のみに、FAT を使用したフォーマットと書き込みが行われます。IsoBuster はこの規則を緩和し、より多くの種類の媒体上での検索を可能にすると同時に、CD-i や VCD などの以前から存在する標準的なディスクに対しては FAT の検索が行われないようにしました。この検索処理はあまり時間がかからないため、通常は問題にはなりませんが、IsoBuster がFAT を検索している場所に、CD-i や VCD ディスクのビデオ データが存在することがよくあります。ビデオ データは M2F2 セクターに保存されているため、通常の読み取りコマンドはそのセクターで (必ず) 失敗します。また、IsoBuster が FAT の検索を続けることにより、マウント プロセスの時間がさらに数秒かかることも意味します。そのため、実際の CD-i (Green Book 規格に準拠) や 実際の VCD (White Book 規格に準拠) が検出された場合、IsoBuster のデフォルトでは FAT を検索しません。VCD の場合、ほとんどの状況で完璧に動作するホワイトブック VCD の派生型が存在します。これらの VCD 上では、IsoBuster は FAT  の探索を行います。このような VCD についても、IsoButer はFAT の検索を行います。

短いファイル名のみを使用

FAT は今でも DOS 8.3 形式のファイル名と互換性があり、保存することができます。IsoBuster が長いファイル名 (存在する場合) を無視するように設定する場合は、このオプションを確認してください。


FAT (存在する場合) のEl Torito 起動イメージの確認とファイル/ディレクトリのリストアップ